はるきちのへや

日々のアウトプット

花粉症、メンタルヘルスと栄養素

その不調、栄養失調?

サマリ

花粉症持ちが増えている原因は、身体の中に必要なものが不足していて、逆に不要なものばかりが溢れているからではないのだろうか。
言ってしまえば栄養が足りていないのだ。
栄養を口から取り込んだところで、代謝できなければ吸収されずに失うばかり。
代謝とは、酵素と基質によって起こる化学反応なので、まずは酵素としてのたんぱく質を補充する必要がある。
といった具合で、たんぱく質を土台として必要な栄養素はたくさんあるんだけど、もっとも大切なことは、足すことよりも不要なものを減らすこと。
とりあえずサマリとして優先度が高いものから簡単に紹介していくので、足す際は順番に少しずつ。


・うつ消しごはんを読んでみる。
メンタルヘルスも栄養不足によってホルモンバランスが乱れるのが要因の一つと考えられる。
基礎知識として、藤川理論、メガビタミン療法で有名な藤川徳美の良著を読んでみるといいかもしれない。

・たんぱく質
肉が食べられないとか、消化不良を起こしてしまう場合はプロテインに課金する。
プロテイン+グルタミン+にがり(30cc程度、もしくはクエン酸マグネシウム400mg)
消化できるようになったら、それでも消化しやすい鶏肉ベース。あと加熱した卵。

糖質はなるべく減らす。というか過剰に食べないようにするだけ。
何かしら体調不良を抱えているなら、炎症の原因になりやすい小麦、砂糖を極力避けつつ、高たんぱく食に切り替えていく。
歴史から見れば日本人には昔から米食が合っているから、毎食お茶碗一杯ぐらいだったら食べてもいいと思う。劣悪な糖質は切るに限る。

・ATPブーストセット
キレート鉄(36mgを108mg分、夕)ビタミンB50(朝夕)、ビタミンC(タイムリリース型、1000mg朝昼夕)、ビタミンE400(天然型、朝1~2錠)

・ビタミンD免疫調整、花粉対策(必要なら)
ビタミンD3(5000IU~)、ビタミンK2(100mcg)、クエン酸マグネシウム(400mg)

・メンタル回復(必要なら)
ナイアシン。ただしフラッシュに注意する。アレルギー持ちは特に注意。
フラッシュフリーもしくはナイアシンアミド(100mg)、もしくはビタミンCを継続したのち水でナイアシン(100mg)

・生理痛
日常的にたんぱく質、鉄。ホルモン産生にE消費。
炎症による血管収縮のため、活性酸素除去(抗酸化)、弛緩が必要。
ビタミンE400(天然型、5錠/1日)、クエン酸マグネシウム(400mg)、アスタキサンチン(4mg)

代謝の原理的に即効性はないので、上から順にちょっとずつ試してみる。たんぱく質は絶対に必要。
あとは、当然だけどストレス源から離れたり、運動を適度に行っていけばいいんじゃね。

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↓上記のサプリメントをいくつかリストアップしたので参考にどうぞ

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サプリは日本のものより海外のほうが品質が良い。iHerbでも国外から発送されるのに意外と早く届くからすごい。
iHerbは、サプリ版AmazonみたいなECサイト。

花粉症、不調の原因

サマリは以上で、多少細かく書いてみるが、専門家ではないので話半分で読んで欲しい。
食生活の偏りによるところは大きいと思ってる。
特に、カロリー源として糖質脂質を必要以上に摂ったり、人工甘味料、添加物など体にとって不要なものの相対量が増加してしまっている。
結果として、消化器官が糖化してしまうことで栄養素を吸収できない状態になる。
そもそも糖質過剰が、糖尿病、認知症を招いてしまう原因にもなる。
で、不要なものを処理しようにもたんぱく質枯渇が慢性化していて処理能力そのものが低下しているから、大げさに言えば毒が蓄積していきやすい。

そこに更なる炎症の原因になる花粉が入ってくることで、処理がオーバーシュートして花粉症の症状が表面化してしまっている状態、といった具合である。
花粉症は生活習慣病的なイメージ?

自覚のない不摂生を長く続けてきたツケの清算は、同じように地道に続けていくしかない。
栄養に即効性はない。少なくとも後述の栄養をちょっとばかり摂ったところで、細胞の入れ替わりに時間がかかってしまう以上は短期間で改善することはまずない。数か月、数年
対症療法重視の西洋医学では、体調不良の原因解決は不可能に近い。

メンヘラも、仕事とか人間関係のストレスもあるだろうけど、IT業界なんかにありがちなハードワークも、睡眠不足になったり、時間が無い故に偏食傾向を強めてしまうから上記のような状態になるし、抗酸化能力の低下で酸化しっぱなし。
セロトニンなんかのホルモンも栄養失調で作れなくなれば精神的不安定にも繋がっていく。

僕自身、残業が続いて家に着いたら日付変わってるみたいな生活が数か月続いたことがあって、仕事が終わらないから食が疎かになるし睡眠時間も削られる。食べるにしてもカロリー源は主に米とパスタ。
お腹を満たそうとして多めに食べていたから糖質が多すぎたし、パスタのグルテンで炎症も起こっていたんじゃないかと今だから邪推できる。
その後、ほぼ鬱状態になり休職することとなった。

カロリー自体はタダ同然に手に入る時代だから心臓を動かすことはできるけど、身体が持つ本来の能力は大きく低下している状態だったに違いない。
実際に眠気に似たような疲れがずっと抜けなくて、体調が良いと思える日のほうが少なかった。年齢的には当時のほうが若いのに、健康具合は今のほうが良い。

体調が悪かったりメンタルのすり減りを感じる場合には、そういったストレスの原因から離れるのと同時に、普段の食事を俯瞰して「うつ消しごはん」とどれぐらい乖離しているのかを知ったほうが良い。

とにかくたんぱく質を摂る

まずはたんぱく質を摂ることに慣れる。日々の摂取量を増やしながら、高たんぱくな食生活へ修正するのが目標。

体内で起こる代謝は化学反応によるもの。
具体的には、たんぱく質を酵素として「栄養」と呼ばれる物質が基質となって働いていくので、たんぱく質が不足していることはすなわち栄養を摂ったとしても全く使われない状態となってしまう。
ぶっちゃけ薬はたいがい無用の長物なんだけど、薬理作用にも酵素が必要なので根本的に栄養失調なのであれば薬すら役に立たないのである。
そういう意味では鬱で薬を飲むというのも機序として成立しないように思う。
僕も上述の理由で作用を理解しないまま一時期飲んでいたが、思考、感情の全部が重苦しくなったり寝付けなくなるわ、飲まなきゃ怒られるし病院なんか行かなきゃよかったと後悔しているものの、行かなきゃ公的補助が受けられない。

蛇足ですまぬ。

たんぱく質を消化するための消化器官、消化酵素もたんぱく質から作られるので、普段たんぱく質をあまり摂らない(もしくは摂れない)場合には消化自体が困難になっている可能性すらある。
たんぱく質を摂るためにたんぱく質が必要。たんぱく質パラドックス……

「たんぱく質→アミノ酸→ペプチド」の流れで分解されていくので、消化せずに摂れるアミノ酸、コラーゲンペプチドあたりを試してみるのも良いかも。

グルタミン単体でもいいし、プロテインと混ぜてもいい。余裕があればEAAも補いたい。
1食目安が5gなので1kgあればしばらく困らない。
それこそ風邪を引いたときとか、水分に溶かして飲めば貴重なたんぱく源にもなる。
定期購入だとコスパよし。
うつ消しご飯にも書いてあるが、プロテインスコア、アミノ酸バランスがすごく重要なので調べてみて欲しい。

吸収の良いホエイプロテイン。比較的低価格なのは、バルクスとかビーレジェンド。
WPC:ホエイプロテインコンセントレート
WPI:ホエイプロテインアイソレート
牛乳でお腹下しがちの場合は、乳糖が限りなく少ないWPIのほうが下痢しづらくなるからオススメ。
1食目安はどのメーカも概ね30gなので、月に1パック消費することになる。

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理想を言えばプロテインに頼ることなくたんぱく質を摂れることなので、鶏肉、たまご中心の食生活に変えていきたいところ。
たまごの白身にはビタミンHを破壊するアビジンが含まれているので、加熱して食べるのが良い。
糖質を意識的に減らす。小麦、砂糖はなるべく断つ。

ミネラル

減塩思考でミネラル摂取量が減っている人も多いと思う。
たんぱく質が摂れるようになったらミネラルを補給する。
筋トレする人とか、カフェインが欠かせない生活の場合、ミネラルも枯渇しているので、以下。

吸収のいい液体マグネシウム(にがり)もしくは、クエン酸マグネシウムのサプリメントが良い。
栄養失調であれば、ビタミンを摂ったところでたんぱく質不足で代謝すらできないので、プロテイン、グルタミン、にがり30ccほどを混ぜて飲む。しばらく継続。
ミネラルで言えば、他に亜鉛(亜鉛カルノシンだと吐き気が出にくい)、女性であればキレート鉄も追加で摂るようにしたい。

ビタミン ATPブースト、花粉

たんぱく質摂取を続けて代謝の土台を作ってから、ビタミンを追加する。
エネルギー産生を担うミトコンドリアを活性化させるためのエネルギー通貨「ATP」をブーストする4つの栄養素が以下。
キレート鉄(36mgを108mg分、夕)ビタミンB50(朝夕)、ビタミンC(タイムリリース型、1000mg朝昼夕)、ビタミンE400(天然型、朝1~2錠)。
ミトコンドリア活性のため有酸素運動も行いたい。運動不足だと死ぬほどきついけどバーピーとか良いと思う。

花粉症には、免疫調整を担っているビタミンD3が良いとされているので、5000IU程度から。
Dを高容量摂ると血中カルシウム濃度が上がるので、カルシウムを正しく定着させるためにビタミンK2を併せて摂る。カルシウム過剰による炎症をマグネシウムで抑える。
D、K、マグネシウムがセット。
ビタミンDは日光を浴びることで作られるので、夏は摂る必要なし。

note.com

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ナイアシン メンヘラ改善

別名ビタミンB3、もしくはニコチン酸。タバコのニコチンとは関係ない。
セロトニンを作るためにナイアシン不足を解消する必要がある。
メンタルがヘラってる場合に有効な栄養素と言える。

www.otsuka.co.jp

ナイアシンは血管拡張の効果があるので、サプリメントで摂取して1時間ぐらい経過すると身体がポカポカして耳の裏あたりにチクチクした感覚を覚える。
あと、ヒスタミンを放出するから、アレルギー体質の人なんか特に腕、腹部、太もものあたりが痒くなる。
これらを総称して「ナイアシンフラッシュ」と呼ばれている。
サプリメントを摂る場合、最初はフラッシュフリーのものかナイアシンアミドを選ぶと、フラッシュは起こらない。
僕の場合は、それを知らずに朝昼晩500mg摂った結果、痒みが収まらなかったのでしゃーなし抗ヒスタミン剤で対抗した。
3日おきぐらいに夕食後500mgを何度か続けたところ、チクチク感は多少出るけど痒みは出なくなった。
今は朝に一回飲んでるけど、特に問題なし。
念のため、ヒスタミン対策にビタミンC1日3gぐらいをしばらく続けてから、冷たい水で飲む。

抗酸化系

雑に書くけど、ビタミンC、E、アスタキサンチン。
Cは風邪予防、美容にも良いっていうのは知られてるかな。
タイムリリースならちょっと高価ながら時間をかけて放出されるので、花粉の時期とかじっくりヒスタミン対策できていい感じ。
普通のなら安いから、1日3000mg以上摂っても良いと思う。

以上